10月、秋の壱岐島へ行ってきました。
最初は大雨に降られ、釣りになるかどうか心配していましたが、
何とか良い釣果も得られました。
今回は、私の住んでいる大阪(十三)出発から書いてみます。
大阪から壱岐島へ行ってみようという方には、参考にしていただければ幸いです。
伊丹空港から福岡、そして壱岐島へ
伊丹空港から博多ふ頭へ
金曜日、仕事を早めに切り上げ、伊丹空港へ。
十三から伊丹空港までは阪急電車と大阪モノレールを乗り継いで約30分。
空港まで近くて、本当に便利。
しかも飲み屋が多い。
十三、気に入っています。
伊丹空港発 19時55分
福岡空港着 21時10分
福岡空港からは地下鉄で博多駅へ。
そして博多駅下車し、博多口(西)へ。
そこからバスで、博多ふ頭へ向かいます。
到着したのは、22時ちょい過ぎ。
コンビニで食料を買い、フェリー乗り場待合室へ到着したのは、22時30分頃。
今日は、かなり人が多いようです。
フェリーで壱岐島へ
今日乗船フェリーは、
エメラルドからつ 23時30分 出港
前回と同じ。
※季節によって時間や乗船する船、到着する港も変わりますので、注意してください。
航路・ダイヤ案内 | 九州郵船
仲間と合流し、切符を買い乗船。
フェリーの2等室は、座席(自由席)と大部屋(横になれる部屋)があります。
横になって寝れる大部屋は、人気があり場所取りが大変。
しかし、今日の座席はガラガラ。
3人並び、4人並びの座席を一人で占領してもまだ空いています。
私は、窓際の3人並びの座席を確保。
とっても快適。
さあ、出発です。
夢の島へ

しかし、外は大雨。
さてどうなるか?
2時15分 壱岐島の芦辺港到着。

前回は、ほとんど眠れませんでしたが、今回は1時間程は寝れたと思います。
頭はすっきり。
ここから、レンタカーを取りに行きます。
店舗があるわけでなく、事前に予約しすると、近くの駐車場に置いてあるレンタカーを借りれるシステムみたいです。
同行者が予約しているので、システムをよくわかっていませんが。
(今度確認してみます。)
レンタカーは、軽のワンボックス。
荷物を積み込み出発。
しかし、天気が悪い。
時折危険を感じるほど土砂降りになる雨。
風も強くて、時々雷光。
こんな日に、竿を出したら、雷の餌食になりそう。
さて、どうするか?
とりあえず、背中に風を受ける釣り場へ向かいます。
初日最初のポイントでアオリイカ
勝本港の常夜灯下でアオリイカ
壱岐島というのは、東西15km/南北17kmの小さな島なので、
風の向きによって、場所を選択できるのです。
風を背中から受けられる、北側の勝本港へ行くことにしました。
常夜灯のある小さな突堤に到着。
雨は奇跡的にやんでます。
風は強いが斜め後ろから。
何とか釣りにはなりそう。
夜明けまでには、まだしばらく時間がありますが、
常夜灯の下は、ベイトが集まっており、ザワザワしています。
期待が持てそう。
私はアジングを開始。
同行者の1名は、エギングを始めます。
風の中のアジング、アタリを取るのが難しいですが、久々のアジング。
期待感満載でアタリに集中していると、
おっ、アオリだ!
同行の仲間が今回の壱岐釣行、最初の獲物を釣り上げたようです。
美味しそうなアオリイカ。
一時は、危険を感じるくらいの大雨で、どこで夜を明かそうか相談したほどでしたが、雨の切れ間での釣果。
ほんとうに、一時はトンネルの中で夜を明かそうかと相談したくらい強烈な雨でした。
しかし、ジジイ4人がトンネルの中の車でぐったりしていたら、通りがかった人からどう思われるか?
119番通報?
しかし、それにしてもまったくアジの気配はない。
私は、尺アジを釣りに来たのです。
何とか、アジに会いたい。
海の中は、いろんな種類の魚影が確認でき、賑やかなのですが。
アジは気まぐれな回遊魚。
回遊を待つか、自分が動くしかありません。
その後、私もエギングに変更しましたが、アタリなし。
初日の朝マズメは不発
夜明けまでもう少し。
移動します。
朝マズメにどのポイントに行くか?
水深のありそうな突堤で、私はアジング開始。
同行者は、エギやジグを投げています。
しかし、まったく反応なし。
場所を変え、前回の実績ポイントへ行って見るも、アタリ無し。
そして、朝マズメ終了。

腹も減ったし、朝飯タイムか。
郷ノ浦 かもめの朝ごはんで朝食
島を南下し、郷ノ浦へ
かもめの朝定食 900円(だったかな?)

朝は、いつもここで朝食。
メニューはいくつかありますが、ここの朝定食が最高。
今日は、イサキの塩焼き。
確か前回は、カマスだったかな。
イサキの塩焼き、美味いんです。
しもみ漁港でエギング
腹も膨れて、眠さが襲ってきます。
しかし、まだ10時。
チェックインは、13時。
さてどうするか?
釣れているという情報のある、しもみ漁港へ行くことにしました。
しおみ漁港は島の東側。
車で30分くらいか?
眠い目をこすりながらの私の運転。
(ほとんど居眠り運転でした。)
壱岐空港の滑走路の下をくぐり、細い道をしばらくいくと到着。

こじんまりした漁港。
雰囲気はよい。
アオリイカらしき影も見えます。
しかし、雨雲が近づいてきました。
これは、降りそうだ。
そんな会話をしていたら突然、ザーという大雨。
しばらく、車内待機。
そして、そのまま狭い車内で仮眠。
12時過ぎ、雨は小降りになってきましたが、腹も減ったし、眠い。
印通寺港へ移動開始。
少し早いがチャックインすることにしましょう。
初日夕まづめ 青物連発の印通寺港
宿泊は、印通寺港にあるいつもの宿。
チェックインをして、シャワーを浴び、夕方まで仮眠。
ジジイ4人、昼食も取らず爆睡。
15時頃起きだして、近くの波止へ行くことにしました。
青物は早巻
ここでは、夕まづめの青物を狙います。
今回、私が気を付けたのはリールを巻くスピード。
釣り番組の「ザ・フィッシング」で、村越正海さんが言ってました。
青物は早巻きが良いようです。
今までサーフからのヒラメを狙っていた私には、ジグを早く巻く釣りをしたことがありませんでした。ヒラメをジグで狙う場合、着底後、巻きとフォールを繰り返しながらジグをヒラヒラさせることでヒラメが喰ってきます。
考えてみれば、青物って、泳ぐの早いですもんね。
カンパチで時速40kmくらいの速さで泳ぐようです。
どんなに早く巻いても、追いつかれますね。
ネリゴ(カンパチの幼魚)がヒット
ポイント到着。
昼頃に様子を見に来たときは、強風で海面全体がナブラが湧いているような波がたっていたのですが、すっかり落ち着いています。
そして、ベイトの気配あり。
期待が持てます。
いつもの先発ジグ、ダメージ鱗の50gを付けてキャスト開始。
ジグを一度着底させます。
そして早く大きいワンピッチジャーク。
それを何度か繰り返していたら、。
ジジーーーー!!
掛かったと思ったら、ドラグが鳴り出しました。
少しリールを巻くと、また、
ジジーーーー!!

コルトスナイパー S100MHだぜい。
このくらいは余裕だぜい。
と独り言を言いながら、寄せてきます。
上の画像は、走られて両手でロッドを持っている様子。
へっぴり腰だったようです。
少しずつ寄せてきて、近くなると暴れなくなりました。
それほど大きくはなさそう。
一気に、ごぼう抜きすると、

40cmくらいのネリゴ。
カンパチの幼魚です。
しかし、かなり引きました。
最初は80cm以上の青物かと思いました。
目の横の歌舞伎役者の化粧のような線、これがカンパチの目印。
その幼魚で、美味しい魚らしいのですが、
私、釣ったの初めてで、食べたことありません。
地合いかもしれません。
魚を締めて、バケツに入れ、すぐに再開。
ヤズ(ブリの幼魚)がヒット
キャストを数投していると、手前まで引いてきたところで、ヒット。
先ほどの重量感はありませんが、青物らしい引き。
釣り上げてみると、

30~40cmくらいのヤズ(ブリ・ハマチの幼魚)
関東では、イナダくらいの大きさでしょうか。
その後、連続してネリゴがヒット。
ネリゴは、小さくても良く引くので、ドラグが鳴って楽しい。
3匹くらいかかりましたが、最初の1匹だけキープし、あとはリリース。
少し飽きてきたので、ルアーチェンジ。
大きめのジグに変更。
80cmオーバーを狙ってキャスト。
オオモンハタがヒット
3投目くらいか?
キャストして、着底、2~3回巻いたところで、
ガツン!
重たい。
これは、かなりの大物か?
しばらくして、
ジジー!
ドラグが少しだけ出ていきます。
何だ?
重たいが。
近くまで寄せてきてわかったのですが、
ジグに付けた、2本のフックに2匹の魚が掛かっていました。
1匹は、おそらくヤズ。
重たいのでどうやって引き上げようか?
玉網が必要か?
そうこうしているうちに、ヤズは上手く針から外れてくれて、
釣り上げたのがこれ。

オオモンハタ?
初めて釣った魚です。
調べてみると、美味しいらしいです。
おそらく、最初にオオモンハタが掛かり、その後からヤズが掛かったのだと思いますが、今日はかなり魚の活性がよいようで、こんな日はめったにない。
その後、地合いは終わったようで、アタリは減りましたが、暗くなるまで楽しめました。
二日目の印通寺港
二日目の朝3時。
仲間はまだ寝ていましたが、私はどうしてもアジが釣りたくて、こっそり起きて出撃。
港内で、常夜灯があり、水深のありそうな場所を探してランガン開始。
しばらく続けるが、反応なし。
アジはいないのか?
ようやく会えたアジ
フェリー乗り場のあたりまでランガンしてきて反応なし。
しかし、雰囲気は良い。
ここで、続けてみます。

しばらくして、近くにいた地元の人が小さいアジを釣り上げたようです。
私も、小さいアジに遊んでもらおうかと、ジグヘッドに小さいアシストフックを付けキャスト。
いました小さいアジが。

これはこれで、楽しい。
まわりが少し明るくなったころ、仲間たちが合流。
4人でキャスト開始。
すると、数投したところで、ヒット。
グググ!
少し大きいか?
釣り上げてみると、

尺には足りませんが、いいサイズです。
私は昨日から、君に一番会いたかったんだよ。
その後、私は1匹追加、仲間もヒットしたようですが、あっという間に地合い終了。
アジはどこかに行ってしまいました。
二日目の朝まづめ
夜明けとともに、昨日の場所へ移動。
今日は、良いお天気。
海も穏やか。
期待持てそう?
いや、ベイトがいない。
ざわつき感がない。
昨日、足元で追いかけっこしていた子たちは、どこへ行ってしまった?
海の中は、数匹のクロダイが泳いでいるだけ。
私が若いころ追いかけていたクロダイ(チヌ)は、ここ壱岐では誰も相手にしない。
そろそろ8時。
何も起こらないまま終了か?
いつもは、最終日にドラマがあるのですが、今日は静かに終了となりました。
帰り
宿に戻り、美味しい朝食を食べ、温泉につかり、帰り支度。
帰りのフェリーは、
芦辺港発 11時15分
博多港着 13時55分
福岡空港から伊丹空港は、
福岡空港発 15時55分(JAL2058便)
伊丹空港着 17時05分
十三の我が家には、18時30分帰宅
出発から帰りまで、待ち時間を持て余すこともなく、かといって慌てることもなく。
短い時間の中に、朝まづめが2回と、夕まづめが1回、プラス夜釣りがある、1泊2日(船内1泊?)の釣行でした。
魚を持ち帰ってもらった博多在住の仲間から送られてきた写真。
ネリゴ(上)とオオモンハタ(下)の刺身。
あー、クーラーBOXを持っていけばよかった・・・。
