アユの習性について調べてみました。
昔は魚や釣りのことを調べようと思ったら、本や雑誌からでした。
小学校性のころは「釣り入門」に類の本、大人になってからは、ターゲットごとにいろいろな雑誌が販売されていて、買いあさったものです。
しかし、最近はインターネットでほとんどの情報は手に入ります。
アユの一生
アユは、海と川を行き来する「両側回遊」という習性を持っており、一生の間に海と川を移動する。
このくらいは、私も知っていました。
アユの一生は、ざっとこんな感じです。
秋
川の中流から下流の砂利の隙間に産み落とされた卵からかえる。
そして生まれたばかりのアユは、川の流れに乗って海に下る。
冬
海岸に近い浅瀬で冬の数か月を過ごす。
その間、動物プランクトンを食べ、少しづつ成長していく。
春~夏
川の水が海と同じくらいの温かさになると、群れをなして遡上を開始。
川の中流部まで遡上したアユは、食性が変わり石に付いた藻を食べ、さらに大きくなっていく。
この時、アユは群れから離れて、縄張りをつくるようになる。
秋
水温が低下してくると、再び川を下り、下流付近で産卵。
そして卵を産み終えた鮎は、わずか1年の短い一生を終えていく。
この中で、鮎ルアーで狙えるのは、春から夏。
特に7月中旬から8月にかけてが、最盛期のようです。
アユの習性
縄張りアユと群れアユ
苔を食べるようになったアユは、縄張りをつくるようですが、縄張りをつくらず、群れで生活するアユもいるようです。
川の中に群れをなして泳いでいるアユを見かけることがありますが、そういった鮎は友釣りには向かないのですね。
知らなかった・・。
縄張りアユと群れアユの違いのまとめ
特徴 縄張りアユ 群れアユ 行動 自分だけの縄張りを守る 仲間と群れて行動する 食性 縄張り内の藻を食べる 移動しながら藻を食べる 成長 縄張りの餌を独占し、成長が早い 餌が十分に得られず、成長が遅い 外見 がっしりとした体格、鮮やかな体色、追い星がくっきり 細身の体格、地味な体色、追い星が薄い 釣り方 友釣り 毛バリ釣り、どぶ釣りなど Google Geminiより引用
天然アユと放流アユ
河川によっては漁業協同組合が、稚アユの放流を行っているようです。
私が通うようになった木津川でも、稚アユの放流を行っています。
では、アユの放流と釣果は関係するのでしょうか?
友釣りで釣れるアユは、放流しているアユなのでしょうか?
一般的には、天然アユは縄張り形成率が高く、放流アユはそれが弱いといわれているようですが、その稚アユが、縄張りをつくるかどうかは、その後の環境にもよるようです。
木津川では、2025年5月に海産稚アユの放流を行っています。
この海産稚アユというのは、海でとれた稚アユを捕獲し、放流するもので最も自然に近い放流になります。
この放流アユたちにも、しっかりと縄張りをつくってくれるよう、応援したいものです。
