買ってしまいました!
友釣り用の延べ竿。
昨年、アユイングを始めたばかりですが、リール竿によるアユイングの難点をいくつか感じてしまいました。その為、「アユイング用の延べ竿」を探していたのですが、なかなか見つかりません。一部メーカーでは発売しているようなのですが、発売しているメーカーは少ないみたいです。
さて、どうしようか?
結局、友釣り用の延べ竿を買うことにしました、
リールタックルでの難点
1.禁止区域がある
2.立ち位置から、ほぼ真下しか探れない
1.禁止区域がある
アユイングを禁止している河川は多いようです。
その理由については、いろいろあるのでしょうが、鮎の友釣りをしている釣り人からみれば、昔からある友釣りエリアに、釣り方の異なる釣り人が入ってくることにより、エリアを荒らされては、何かとトラブルの原因になるのは、すぐに予想がつきます。
「エリアを荒らす」という表現には、語弊があるかもしれませんが、実際そういう感覚でみらているかもしれないと、これから始めようとしている人(私自身)は、認識して河川に入るべきなのでしょう。
いずれにしても、アユイングで河川に入る場合は、規則の確認とマナーには注意を払いたいと思います。
私が行こうとしている木津川は、漁協のホームページによると、リール竿による鮎ルアー使用については一部規制が設けられていますが、延べ竿による鮎ルアー使用については「全域で許可」となっています。
延べ竿であれば、場所で悩む必要はありません。
2.立ち位置からほぼ真下しか探れない
例えば、あるポイントを狙おうとした場合、その上流10mくらい川上に入ることになります。
横幅は、ロッドの長さになりますので、8ftちょいとして約2.5メートル。
リール竿で探れる範囲は、立ち位置から川の中央に向かって2.5mと、そこから真下に10mくらいの範囲です。
川下であれば、多少は糸を長く出すことで、広くは探れますが。
川は一般的に、中央に向かって深くなっていきます。
もうちょっと川の中央を狙いたいが、流れも急で深い。
そこまで入れない。
こういったシーンが出てきてしまいます。
そこへ行くと、延べ竿。
鮎ルアー用の延べ竿として販売している竿はで6mくらいの長さでしょうか?
立ち位置から川の中央に向かって6mくらいまでのポイントを探れます。
川下に6m移動するのはたやすいですが、川の中央へ6m入っていくのは、場所によってはなかなか困難です。
そんなことから、延べ竿の方に分があると思い出したのです。
友釣り用の延べ竿購入
SIMANO TOMOAYU(トモアユ) 70
普段は、ネットの検索で鮎ルアーに適した延べ竿を探していたのですが、この日は実際に見てみようと、梅田にある大型釣具店に行ってみました。
鮎釣り用品の売り場を見ていると、アユイング関連が目立ちます。
やはり流行ってきているのですね。
鮎竿のコーナーを探しましたが、やはり鮎ルアー用の延べ竿が見当たりません。
鮎ルアー用で並んでいるのは、リール竿。
延べ竿は、友釣り用です。
「友釣り用の延べ竿は高いんだろうな・・・」と思いつつ値札を見てみると、いや、そうでもないぞ。
友釣り用の竿は数十万円、というイメージでしたが、ここに並んでいるのは5万円以内。
短い竿であれば、私のおこづかいでも、買えるかもしれない。
ところで、鮎ルアー用の延べ竿と、友釣り用の延べ竿、何が違う?
友釣り用の延べ竿の先径を見ると、鮎ルアーを扱うには少し太いような感じはしますが。
友釣り用の延べ竿で、アユイングは成立するのだろうか?
その後、店内フラフラしながら考えていたのですが、ふと思いついたのが、
「いっそのこと、友釣りもやってみようか?」
「竿以外の用具は、一応揃っている!」
鮎の友釣りのハードルを上げているのは、おとり鮎の購入と管理だと思います。
アユイングで釣れた鮎を、おとり鮎にしてしまえばよいか?
わらしべ作戦か?
購入決定!
SIMANO TOMOAYU(トモアユ) 70

7mの竿を購入しました。
鮎の友釣りでは、一般的な竿の長さは8m~10mくらいでしょうか?
アユイングにせよ、友釣りにせよ、初心者には7mがちょうどよさそうです。
それに、短い竿の方が安い。


仕掛け
アユイングの延べ竿仕掛け、どうするか?
ネットで検索すると、いくつか出てくるのですが、何が正しいのかよくわからない。
並行して、アユの友釣りの仕掛けも見てみると・・、これがまた難しい。
天上糸?水中糸?
なんで分ける必要があるの?
友釣り用の仕掛けは奥が深そうで、これから調べていくのが楽しみです。
結局今回は、シンプルな仕掛けでやってみることにしましょう。
ライン :フロロの1号(イエロー)
リーダー :フロロの0.8号
延べ竿の仕掛けは、ライン、リーダーではなく、天上糸、水中糸か?
それと目印。
ルアーの位置を確認するためにも、これは必須でしょう。
ルアーは、下記を追加購入。
DUO 流鮎 LUAYU DEEP

使うのが惜しいくらい、きれいなルアーです。

それと、「ルアー鮎・おとり鮎確保 兼用モデル」の記載。
おとり鮎確保のモデルというのが、あったんだ。
木津川上流へ出撃
遊漁券を購入
7月6日、出撃してまいりました。
今年初めてのアユイング。
しかも延べ竿。
行先は、木津川上流。
大阪から近鉄奈良駅までは、電車で移動。
近鉄奈良駅でレンタカーを借り、まずは笠置駅方面へ。
今日は、遊漁券を購入したり、周辺の偵察もしようと思いレンタカーを借りました。
今日も暑いですが、車の中は涼しくて快適です。
現地周辺へ到着。
まずは、遊漁券を購入する為に、笠置駅そばの与一さんへ寄りました。
泊まれる小料理屋 与一
小料理屋さんですが、遊漁券の販売もしています。
年券を購入。
9,500円なので、3回くれば、元は取れる。

対応してくれたお兄さんも親切で、木津川へ降りる道を聞いたところ、与一さんの前の川を挟んで反対側にある笠置キャンプ場から入るのが簡単ということで、そこへ行ってみることにしました。
笠置キャンプ場
広いキャンプ場です。
日曜日なので、混んではいますが空きスペースは十分。
どこからともなくバーベキューの臭いがしてきます。

川のそばに車を停め、着替えて川に入ると先行者1名。
十分距離を取りながら、実釣開始。
先発ルアーは、買ったばかりのLUAYU DEEP。
そっと流れにのせて、ポイントと見定めたところに誘導していきます。
川を見ていると、時々小魚が跳ねるのですが、鮎かな?
大き目の岩の下流で、流れに変化が出てきているあたりを狙って泳がせているのですが、なかなか安定して泳いでくれません。
イメージは、鮎が縄張りにしている場所に、そっと侵入していくイメージで。
少しずつ移動しながら、探っていきます。
先行者1名、見た目は完璧な友釣りスタイルですが、流しているのはおとり鮎でなく、鮎ルアー。
少し安心しました。
あっという間に2時間ほど経過。
釣果なし。
川の水は冷たくて気持ちよいし、初めての体験なので飽きることなく時間は経過。
しかし、腹が減ったので一旦上がることにしました。
その後、移動。いくつかのポイントへ行きますが、どうも竿を出す気になれず下見をして、そのまま終了。
釣果はありませんでしたが、友釣り用の延べ竿でアユイングが成立しそうな予感がしたことと、川の中で気持ちよく過ごせたことで、満足して帰路につくことができました。
延べ竿でのアユイング、なかなか面白そうです。