壱岐島、九州の玄界灘に浮かぶ長崎県の離島。
釣り番組でもよく取り上げられる、釣り人の楽園。
関東からは、なかなか行くことができない憧れの島。
しかし、3年ほど前から福岡在住の釣り好き呑んべおやじ3人組に、連れて行ってもらってます。
壱岐の何がすごいかというと、波止からのジギングで1m級のヒラマサが釣れたり、漁港で尺アジ、ギガアジが釣れたりするのです。
私たちには、まだ釣れたことがないのですが。
しかし、いつもその気配を感じさせてくれるのが壱岐なのです。
2年前は、メンバーの一人が77cm 4kg超の座布団を釣り上げたのです。

波止から青物狙いでジグ投げて。
マジで。
他にも、得体の知れないまま走られてラインブレイクしたり。
釣行するたびに、メンバーたちのタックルが強化されていくのがまた、ワクワク感をあおります。
今までの釣行パターンは、土曜日の朝に出港し、壱岐について昼食、午後から釣り開始。
日曜日は、朝マズメから開始して、夕方のフェリーで帰宅。
このパターンだと、釣りができるマズメが2回しかありません。
今回は、パターンを変え、金曜日の夜に出港し、日曜日の昼には帰ってくるパターン。
このパターンだと、マズメが3回あります。
さて良い釣果につながるか?
博多港からフェリーで壱岐島へ
博多から壱岐島まで、ジェットフォイルですと、わずか1時間10分程で行くことができます。
しかし、いつも私たちは安いフェリーの2等客室。
博多港から出港するフェリーは、壱岐の芦辺港か郷ノ浦港に着くのですが、どちらも2時間ちょいで到着するので、乗船してビールでも飲んで、仮眠していれば、あっという間に到着します。
この日は、金曜日。
今回は、博多港発 23:30発 ⇒ 芦辺港 02:15着のエメラルドかつらに乗船。
フエリー内で仮眠し、夜明けにかけてアジングの予定です。

芦辺港からレンタカーでアジングポイントへ
芦辺港到着。
仮眠する予定が、まったく眠れなかった。
いつものことですが、釣行前は気持ちも高揚しているので、なかなか眠れない。
しかし、ここで少しでも寝ておかないと、この後辛いのだが。
レンタカーに荷物を積み込み、近くのポイントへ移動。
一つ目の漁港で、アジング開始。
暗くて正体はよくわからなかったが、なんか小魚がバチャバチャしてる。
期待持てそう。
数投するが、アジの気配はなし。
何か小魚のコツコツといったアタリはあるが、アジではなさそう。
場所移動。
二つ目のポイントは、潮通しも良く、水深もありいい感じ。
数投するが反応なし。
少し辺りが明るくなってきた。
夜明けまで、もう少し。
朝の漁港は、気持ちが良い。

潮通しの良い船道に向かって投げていると、一人にアジがヒットしたようだ。
続けて、もう一人もヒット。
小サバのようだが、良く引く。
しかし、10分ほどで、アジも小サバ去っていってしまいました。
結局、4人でアジ1尾。
20cmくらいのまあまあのサイズ。
それと小サバ数尾。
後で近くにいた地元の人に聞いたら、先月までは尺アジが釣れていたらしい。
朝食後、青物ポイントで勝負
郷ノ浦にある、かもめの朝ごはんで朝食を済ませ、

メインターゲットである青物のポイントへ。
雰囲気はいい。

しかし、何も起こらず。
ほぼ寝てないジジイ4人組。
一旦旅館に入り、昼寝。
昼寝後、体力も回復し同じポイントで再開するが、反応なし。
今回は、海の中も静かだ。
翌日の朝マズメ シイラとの格闘
いつも最終日に、誰かにドラマがあります。
今日は、大潮。
干潮が3時19分。
日の出は5時40分。
この日のポイントには、5時頃に到着。
先行者2名。

良い雰囲気。
釣りの良さって、この朝の光や空気を感じられること。
年齢とともに悩みは少なくなってきますが、それでも多少の不安は抱えているものです。
しかし、この風景の中にいると、得体の知れないパワーが、そういった不安が消してくれる。
不思議だ。
1軍のジグを付け、キャスト開始。
足元を見ると、細長い魚が多い。
ダツの子供か?
しばらくジグを投げ続けるも、誰も反応なし。
日は完全に昇り、あたりはすっかり明るくなりました。
ベイトは、いるようなのですが、
いつもに比べて、海の中は静かです。
ベイトが追われてる様子もありません。
ジグを変え、しばらく投げ続けていると、
ジグが着水した瞬間に、
ガツン!
すかさず、合わせると、ドラグが鳴り出す。
その後、すぐに軽くなり、
バラしたか?
手前に走ってきたようで、リールを少し巻くと、またドラグが鳴り出します。

少しづつ距離を縮めていくと、魚がジャンプ。
独特の金色の魚体が見えたような?
シイラか?
無事取り込んでみると、40cmくらいのシイラでした。

釣り上げてみると、それほど大きくはありませんでしたが、引きが強くて楽しめました。
ハワイでは、高級魚のマヒマヒ。
バターソテーにして、パイナップルソースをかけて食べたいところですが、リリース。
今回は、クーラーBOXを持ってきていません。
その後、他のメンバーがネリゴ(関東ではショゴ)と、大きなダツを釣り上げ終了時間。
8月は、青物には少し早いのか?
いつもは、なぶらが起きたり、大物がヒットしラインブレイクしたりと、血圧の上がりそうな瞬間があるのですが、今回は地味に終わってしまった感じです。
でも、ボウズでなくて良かった。
そして旅館に戻り、シャワーを浴び、帰りの支度。
帰りのフェリーは、芦辺港発 11:15発 ⇒ 博多港着 13:25着 帰りもエメラルドかつら。
もちろん2等客室。
でも空いていて、快適でした。

玄界灘、きれいな海です。
どこかでナブラが沸いていないかと、目を凝らしますが異常なし。
たまにトビウオが飛んでいるのがわかります。
壱岐島、博多から、1時間くらいの距離しかないのに(ジェットホイル利用時)、漁港や波止から大物が狙える、とっても夢のある島。
移住してみたい。
ヒットルアー:Maior Craft ジグパラ ダメージ鰯 50g
