巷では、タチウオが釣れている。
しかし、私は釣れない。
コツを掴んだと思ったのは、幻だったのか?
昨日の釣行では惨敗。
今年はもうタチウオ釣りはやーめた。
そう思ったが、ネットでタチウオ釣りの動画を見ていると、
修正するべき点がいくつか見えてきた。
ワームで勝負 惨敗
カタクチワームセット太刀魚仕様
自称、ルアーマンの私。
生き餌が良いのはわかっているが、そこをルアーで釣ることに、面白みがある。
では、テンヤはルアーか?
拡大解釈で、テンヤもルアーという位置づけで始めた波止タチウオだが、
そろそろルアーで釣っておきたい。
ということで、今回はワームのみで勝負することにした。
・海太郎 カタクチワームセット 太刀魚仕様

(なんかピントがあってないなあ・・)
何か手を加えたくなる性分のオイラ。
先日、初めて釣ったタチウオがブレード付のアシストフックに掛かっていたこともあり、付けてみた。

いい感じ。
これなら後ろから尾をガブリといっても、アシストフックに掛かりそう。
目玉のシール貼るの忘れてた。
実釣開始
今日は、日没直後にいつもの場所へ。
釣り人はまばら。
というか、平日ということを考えると、こんなに多いのかとも思う。
週末は混雑して場所取りが大変なので、最近は平日の夜に来るようにしている。
海はいい感じ。
風は後ろから。
ルアーの飛距離が出せそうだ。
カタクチワークをセットし、第一投。
着底後、ゆっくりとリトリーブ。
(後からわかったのだが、このやり方は良くないようだ。)
数投するが、快適。
エサを付け替える必要がない。
少し、潮が動いてきた。
しかし、釣れだすのは20時頃だろうと思い、レンジを変えながら、投げては回収を繰り返す。
その時、右の釣り人にヒット。
指3本か、もう少し大きいようにも見える。
時合いか?
日没直後でも、釣れるようだ。
気合も入り、投げては回収を繰り返す。
しかし反応なし。
その後、左の釣り人にもヒット。
しかし、私には来ない。
釣れている人は、生餌を付けているようだ。
キビナゴか?
ワームではダメなのか?
同じことを繰り返してもダメだ。
間違いなく、奴らはそこにいる。
このワームも見ているはずだが、喰わないのだ。
何かを変えなくては。
そうだ、ブレードに警戒しているかもしれない。
ブレードを取り外し、再開。
しかし、釣れない。
ワームを変えてみようと回収すると、噛まれた跡がある。

(画像は帰宅後に撮影)
ブレードを取り外すときには、噛まれた跡はなかった。
推理をすると、
ブレードを取り除いたあと、喰いついたのだろう。
しかし、その手ごたえはなかった。
最初のフォールで喰いつき、離したか?
その後、他のワームでも試すが、アタリなし。
時刻は20時30分。
疲れた。
惨敗。
帰ろう。
生餌でも惨敗
タチウオがいるのはわかった。
どうしてもリベンジしたい。
ワームに拘るのも良いが、釣れなくては面白くない。
14日は金曜日。
今日は有給休暇を取っている。
混んでるだろうなと思いつつ、キビナゴを買い、釣り場へ向かった。

日没後到着。
金曜日でも、早い時間は人は少ない。
空いている場所へ入り、支度開始。
今日は、最初からキビナゴ。
風は後ろから。
第一投は、気持ちよく飛んでいく。
汐の流れが速い。
着底まで待つと、テンヤがどんどん流される感じ。
カウント10くらいで、ゆっくりとリトリーブ開始。
時折、チョンチョンと誘いを入れる。
斜めに右に投げたテンヤが、かなり左からの回収になる。
日没後で、潮の流れがある。
チャンスか?
竿から伝わる感触に、神経を集中する。
何投かしていると、右側の釣り人にヒット。
その後、その隣の人もヒット。
私より後に来て、釣り始めてさほど時間が経っていない。
こういうのって、かなり悔しい。
しかし、今日は生餌。
急いでキビナゴを新しいものに替える。
慌てると、上手く巻けない。
冷静になり、針金できれいにキビナゴを巻き、投げては回収を繰り返す。
しかし、・・・。
私にはアタリがない。
多少の反応もない。
まもなく、時合い終了。
生餌なのに、何なんだこの差は。
この日は、、21時まで粘り、終了。
釣れないどころか、テンヤを2個ロスト。
もうやめた。
今年は、これでタチウオ最後にしよう。
タチウオテンヤの理屈
帰宅後、タチウオテンヤの釣り方に関するブログや動画を探してみた。
経験重視の私は、あまりこういった動画は見ないが、衝撃的な発見があった。
タチウオテンヤは、引っ掛ける釣り
テンヤという釣り方にもいろいろありそうだが、タチウオに関しては「引っ掛ける釣り」という記事がネットにあった。
まず、タチウオは下から上の小魚を狙っている。
タチウオの名の通り、立って泳ぎながら、上にいる小魚を狙う。
そして、タチウオのテンヤへの噛みつき方の動画を見ていると、下からテンヤに付けた小魚の中央を咥える。
その時合わせを入れれば、タチウオの口の横あたりに、フッキングするというのである。
何か目の前の霧が晴れた感じがした。
そもそもタチウオ用のテンヤの針は大きい。
喰わせるには、もう少し小さい方が良いのではないかと、ずっと思っていた。
「引っ掛ける釣り」と考えると、少し釣り方が分かってきた気がする。
1投目は大事
まずはラインのテンションを張っておくことが大事だろう。
今まで最初の1投目では、糸ふけを取らずに着底までのんびり構えていた。
考えてみれば、着底させる必要もないし、
1投目のフォールが、一番のチャンスではないか?
おそらく、ワームが知らないうちにかじられていたのも、最初のフォールの時のような気がしてきた。
タチウオの誘い方
下から狙っているタチウオに喰わせるには、やはりフォールだろう。
まわりの人を見ていると、基本は「ただ巻」のようだ。
「ただ巻」でも釣れるのだが、餌の尾っぽだけ喰われていることがしばしばある。
活性にもよるのだろうが、捕食がヘタクソなタチウオには、フォールの時間を作ってあげた方が良さそうだ。
そうなると誘い方は。リフト&フォール。
竿を上げルアーを上昇させた後、糸ふけを取りながら竿を下す。
若干のテンションを保ちながら。
タチウオのアワセ方
これもその時の活性にもよるが、基本は即アワセだろう。
テンヤに巻きつけた餌の小魚を下からガブリと嚙みついたとき、即アワセをすることで、タチウオの口の横に針を掛ける。
仮に尾のあたりを摘まんだだけだと、フッキングはしない。
しかし、どうやらタチウオは執念深い魚のようで、再度アタックしてくるようだ。
フッキングしなければ、もう一度喰わせる時間を作ると、追いかけてくるらしい。
警戒心は強い
動画を見ていると、警戒心は強そうだ。
アシストフックやブレードを付けた方が良いか?
逆に警戒されるか?
初めて釣った時は、ブレードに付けたアシストフックをしっかり咥えこんでいた。
腹の中に、何匹ものベイトが喰われていたので、きっと活性が高かったのだろう。
しかし別の日では、ブレードを付けたテンヤには全くアタリがなく、外したとたんにツンツンというアタリを感じた時があった。(掛からなかったが。)
きっと活性の違いなのだろう。
以上は、ネットを調べた結果の私の妄想だ。
この妄想が正しいかどうか?
早く試してみたい。
今度は、いつ行けるだろうか?
以前、「タチウオはアホでも釣れる」という話を耳にした。
しかし、意外に奥が深くて面白い。
早く行きたいぞ!